レース当日の予想は以下で配信いたします(更新時間は土曜日夜間から日曜日の昼間です)。
こんにちは、鹿児島弁で「がんばる・兄さん」ことハメッケ・アイアンです。
無敗の三冠馬が立て続けに誕生した今年の秋です。まさに「天高く馬肥ゆる秋」ですね。
そして今週は8冠を狙うアイちゃんがお出ましでございます。鞍上は先週コントレイル&福永騎手を苦しめたルメール騎手で万全の備え。
個人的な気持ちとしては、その走りを生で見たかったなと。昨年、香港で見ようと思ってツアーに行ったんですが、彼女は熱発のため辞退。
おそらく今年で引退ですから、生で見られなかったことが残念です。
しかし、素晴らしい走りをみせてくれることでしょう!
そして、今週もWIN5は、彼女で1頭立てで臨みます!
というわけで、日曜のレース傾向の発表にいきましょう。
WIN1 京都10R(栞ステークス・3勝)
1101_3.京都_10_レース傾向 1101_3.京都_10_出馬表_
栞ステークスは、3勝クラス・ダート1900mで行われる定量戦です。レース名の由来は、JRA公式によると、「京都競馬場が100周年記念事業の一環として整備工事に入ることから、お客様との再会の目印となることをイメージして名付けられた」とのこと。素敵ですね!
素敵ですが…過去に同時期・同条件のレースがないので、例年11月下旬に行われている「2014年~18年花園S」と、「2019年御陵S」からデータを引っ張ってきました。2014年、18年、19年はハンデ戦となっていますので、データの取り扱いはご注意下さい。
♦コースの特徴:ダート1800mからスタートが100m後ろに下がったコース。コーナー4つの小回りなので、先行馬有利。
(以下、過去6年の勝ち馬6頭の傾向です)
♦人気:基本は順当に決まりやすいコースです。近5年は全て3番人気以内が勝利しています。
♦脚質・位置取り:4角5番手以内は、6頭中2頭のみ。他、8番手~11番手となっており、上がり3Fは、全頭3位以内です。ただ、基本的には逃げ・先行が強いコースで、差し切るには、4角10番手以内から、良馬場で36秒台の末脚が欲しい所です。
♦枠順:1枠~3枠が4勝しており、内枠有利です。
♦父系の血統:ロベルト系が2勝、ミスプロ系が2勝、Bold Ruler系、Halo系が1勝ずつしています。コース相性が良いのは、キングカメハメハ、ゴールドアリュール、ネオユニヴァース、シニスターミニスター産駒辺りです。
♦母父系の血統:母父系はサンデー系が3勝していますが、特に、父キングカメハメハ×母父サンデー系の組み合わせは要注意です。他、コース相性が良いのは、ミスプロ系、Forty Niner系、Storm Cat系、Nureyev系などです。
♦前走距離・場所:前走1800mが5勝、2100mが1勝。場所は京都が4勝と好相性です。
♦前走人気・着順・着差:昇級馬が6頭中2頭いますが、1・4番人気、着差-0.2秒つけての圧勝でした。前走3勝クラスの馬は、6番人気以内、4着以内、着差0.5秒以内くらいが目安です。
◎その他:昇級馬2頭以外の4頭は、2勝クラスを京都ダート1800mで突破しています。そのうち、3勝クラスで3着以内の実績のある馬が3頭いました。
想定オッズ1位の「ハギノリュクス」と「メイショウカズサ」は、血統は違いますが、共通点が多くて驚きました。両馬とも3歳ですが、未勝利戦→1勝クラス→2勝クラスと3連勝中。逃げ・先行タイプで、上がり3Fも3位以内と優秀です。しかも、良馬場でも不良馬場でも勝利があります。ここは枠が出てから、再検討したいですね。
WIN2 東京10R(秋嶺ステークス・3勝)
1101_2.東京_10_レース傾向 1101_2.東京_10_出馬表_
秋嶺ステークスは、3勝クラス・ダート1300mで行われる定量戦です。昨年まではダート1600mで行われていました。
1300m、、、WIN5対象レースでは、なかなかお目にかかれない距離ですね。主に下級条件で使われるコースなので、3勝クラスで行われたのは、2009年の1回のみです。レース傾向は、2014年~19年・2勝クラス・第5回3・4日目から引っ張ってきています。「無いよりはマシ!」と参考程度に留めておいて下さい。
♦コースの特徴:JRA唯一の1300mのコースです。スタート後に上り坂があるので、極端なハイペースにはなりません。1200mを主戦場にしている馬が好走しやすい傾向にあります。
(以下、過去6年の勝ち馬6頭の傾向です)
♦人気:1・2番人気で4勝しています。
♦脚質・位置取り:逃げが2勝、4角8番手以内が6頭中5頭。基本、逃げ・先行と差しが半々くらいなので、決め手のある馬もピックアップする必要があります。
♦枠順:5枠が3勝しています。1・7枠は連対がありません。2~5枠辺りが安定しています。
♦父系の血統:エンパイアメーカー、サウスヴィグラス、プリサイスエンドと、ミスプロ系が3勝しています。コース相性が良いのは、エンドスウィープ系、Storm Cat系、ヘニーヒューズ産駒辺りです。
♦母父系の血統:Storm Cat系が2勝、Danzig系が2勝とノーザンダンサー系が4勝しています。Storm Cat系は、父系、母父系、どちらに入っても優秀です。
♦前走距離:前走1400mが3勝と優勢です。1200m、1300m、1600mも1勝ずつ。1600mからの距離短縮でうまくいったケースもあるので、注意が必要です。
◎その他:6頭中5頭、東京1勝・2勝クラスの1400m or 1300mで1・2着の実績がありました。また、差しも決まるコースなので、近走、結果がイマイチでも、決め手のある馬は要注意です。
WIN3 福島11R(福島民友カップ・リステッド)
1101_1.福島_11_レース傾向 1101_1.福島_11_出馬表_
福島民友カップは、リステッドクラス・ダート1700mで行われる別定戦です。2014年以前は、芝1200mで行われていたので、レース傾向は2015年~19年の5年分になります。
♦コースの特徴:1コーナーまで上り坂で、コーナーを過ぎると下り坂になるので、前半のペースが速くなりがちです。ただ、向こう正面は上り坂が続くので、脚が溜まりにくく、逃げ・先行馬が有利です。マクリも時々見られます。
(以下、過去5年の勝ち馬5頭の傾向です)
♦人気:過去5年、3番人気以内の馬が4勝しており、順当に決まっています。
♦脚質・位置取り:逃げ馬の勝利はありませんが、4角5番手以内が5頭中4頭と先行馬優勢です。残り1頭は11番手。上がり3F3位以内が3頭。良馬場で37秒台前半です。
♦枠順:8枠が3勝、5・7枠が1勝ずつ。枠の差は、さほど無いコースですが、勝率は1・7・8・枠辺りが優秀です。
♦父系の血統:ゴールドアリュール、キンシャサノキセキとサンデー系が2勝、キングカメハメハ、アイルハヴアナザーとミスプロ系が2勝しています。コース相性が良いのは、キングカメハメハ、ハーツクライ、ネオユニヴァース、ゴールドアリュール、カネヒキリ産駒辺りです。
♦母父系の血統:母父系は様々ですが、基本はアフリート、ティンバーカントリー、ジェイドロバリーなどミスプロ系が得意としているコースです。Bold Ruler系も好走しています。
♦斤量:別定戦ですが、56kgが3勝、57kg、53kgが1勝ずつしています。58kg以上は勝利がありません。今回、ハイランドピークが58kgですが、想定オッズ1.6倍で1位ですね。困りましたね~。ハイランドピークは、前走時の馬体重が460kgで、そこまで馬格もないですしね。
♦前走距離・場所:前走2000mと1800mが2勝ずつ。2100mが1勝。前走場所は阪神が2勝、京都・中山・東京が1勝ずつ。
♦前走人気・着順・着差:前走OPクラス組は、4~10番人気、5~14着、着差0.6秒~1.8秒と、皆、ぱっとしません。前走G3組は4・8番人気、4・7着、着差1.1秒~1.3秒。
◎その他:5頭中4頭が福島コースが初めてという意外な結果でした。ただ、どの馬も、中山や小倉など小回りコースで好走しており、特に中山で好走している馬が目立ちます。
また、昇級馬の勝利は無く、G3の出走経験は全頭ありました。今回の有力馬の中では、ブランクエンドとソリストサンダーが昇級戦になります。G3の経験はありませんが、今年は12頭立てで、ベテラン勢は高齢馬が多いので、軽視はしない方が良さそうです。
WIN4 京都11R(カシオペアステークス・リステッド)
1101_3.京都_11_レース傾向 1101_3.京都_11_出馬表_
カシオペアステークスは、リステッドクラス・芝1800mで行われる別定戦です。
♦コースの特徴:コーナーまでの距離が900mと長く、縦長の展開になることが多いコースです。ストレート部分が多く、直線も平坦で高速決着になりやすいので、サンデー系が得意にしています。
(以下、過去6年の勝ち馬6頭の傾向です)
♦人気:1番人気が3勝しています。あと3番人気が1勝、5番人気が2勝。6番人気以下は勝率が落ちるコースになります。
♦脚質・位置取り:逃げは1勝で、4角5番手以内は6頭中4頭。他2頭も8・10番手につけています。上がり3F3位以内が6頭中5頭。このレースは速い上がりが必要で、更に4角である程度前目にいないと届きません。
♦枠順:枠順の差は小さいコースです。どちらかと言うと、真ん中から外寄りが好走しやすく、8枠も2勝していますが、この時は、12・13頭立てのレースでした。今回はフルの18頭立てなので、さすがに大外は厳しいと思われます。
♦父系の血統:ディープインパクト、マンハッタンカフェ、スペシャルウィーク産駒と、サンデー系が4勝しています。コース相性が良いのは、ディープインパクト産駒が圧倒的。他、キングカメハメハ、マンハッタンカフェ、ヴィクトワールピサ産駒なども好走しています。
♦母父系の血統:Forty Niner系、End Sweep系など、ミスプロ系が3勝しています。父系がサンデー系だと、母父系はクロフネ、Deputy Minister系、Storm Cat系などノーザンダンサー系の好走が目立ちます。他、ミスプロ系、ハンプトン系なども好相性です。
♦斤量:別定戦ですが、56kgが3勝、54kgが2勝、55kgが1勝しています。一番重い斤量の馬は勝利が無く、57kg以上の斤量の馬は2・3着止まりです。
♦前走距離・場所:前走2000m組と1800m組が2勝ずつ、1600m組と2400m組が1勝ずつしています。場所は阪神が4勝と優勢。他、京都、東京が1勝ずつ。
♦前走人気・着順・着差:前走重賞組は7番人気、5着以内ぐらいが目安ですが、11番人気・13着・着差2.6秒から巻き返した馬もいます。前走OPクラス組は、4・7番人気、2・10着(着差0.7秒以内)と、こちらも前走はぱっとしません。
◎その他:「京都コースが初めて」「1800mの距離は初めて」という馬の勝利はありません。また、条件戦を含め、京都1800mで勝利がある馬が6頭中3頭。残りの3頭も、京都1600m or 2000mでの好走歴があるので、京都コースが得意な馬は押さえておきたいですね。
WIN5 東京11R(天皇賞・秋・G1)
1101_2.東京_11_レース傾向 1101_2.東京_11_出馬表_
天皇賞・秋は、芝2000mで行われる定量戦です。「アーモンドアイちゃん、8冠達成か!」「ルメさん、5回連続天皇賞を制するか!」「G1、4回連続1番人気の勝利か!」などなど、見どころ満載です!
♦コースの特徴:1コーナー奥のポケットからスタート。2コーナーに進入するまでの距離が短い為、外枠の逃げ・先行馬は苦戦傾向にあります。
(以下、過去6年の勝ち馬6頭の傾向です)
♦人気:1番人気が4勝と圧倒的です。2・5番人気が1勝ずつ。6歳以上の馬は連対がありません。
♦脚質・位置取り:逃げ馬の勝利は無し。4角5番手以内が6頭中5頭。上がり3Fは全頭3位以内で、不良馬場を除き、33秒台後半です。
先週日曜日に行われた東京10R・甲斐路S(3勝クラス)芝2000mは、アーモンドアイと同じ国枝厩舎のレッドアステルが勝利しました。6枠7番で、通過順位は「5-4-4」、上がり3F1位で34.4秒。アーモンドアイも同じようなレース運びになるのではと想像しています。
♦枠順:4枠が3勝、6頭中6頭、1枠~5枠の馬が勝利しています。7・8枠は1着無し、2・3着までですが、今年は12頭の少数頭立てで、更に馬番で見ると、4~9番が安定しているので、アーモンドアイの7枠9番は問題無いと考えます。
♦父系の血統:キングカメハメハ、ロードカナロアとキングマンボ系が3勝しています。サンデー系がディープインパクト、ブラックタイド産駒で2勝、ロベルト系のスクリーンヒーロー産駒が1勝しています。
♦母父系の血統:母父系は様々ですが、サンデー系が2勝している他は、シンボリクリスエス、サクラバクシンオー産駒、Sadler’s Wells系、ミスプロ系が1勝ずつしています。
♦前走レース:前走は全てG1かG2です。G1組は、宝塚記念(阪神・2200m)、安田記念(東京・1600m)、G2組は京都大賞典(2400m)、札幌記念(2000m)、オールカマー(中山・2200m)、毎日王冠(東京・1800m)になります。
♦前走人気:前走人気1番が6頭中5頭と圧倒的です。前走3番人気以下で馬券内に来たのは、宝塚記念組と毎日王冠組のみです。
♦前走着順・着差:前走着順3着以内が6頭中5頭、着差は0.3秒内が目安です。前走4着以下で馬券内に来たのは、これまた宝塚記念、毎日王冠組です。
◎その他:6頭中4頭が、東京開催のG1で勝利がありました。特に直近3年は、ジャパンカップ、ダービーと、東京2400mでの勝利があります。
アーモンドアイは12月の香港も登録しているようですが、今回の天皇賞で8冠を達成したら、引退して繁殖に向かう気もします。もう5歳の秋で、衰えも出てくると思いますが、まずは無事に走り切って欲しいです。
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