WIN5に関連した競馬データ分析 1番人気馬に連続で乗る騎手は信頼できるのか?

こんにちは、鹿児島弁で「がんばる・兄さん」ことハメッケ・アイアンです。

先日はオッズ1点台の騎手の信頼度を調べました。今回も更に1番人気について調べてみました。

競馬のWIN5馬券で1頭立を決断するためにオッズ1点台の信頼性を調べてみた

 

今日は「1番人気馬に連続で乗る騎手は信頼できるのか?」について調べてみました。

 

貴方はWIN5予想をしていて、こんな悩みを感じたことありません?

「今日のWIN5対象レース10Rと11Rは、ルメールが連続1番人気だな。しかも8Rも1番人気だ。どこかで手を抜いてきそうだな、それはどれ?」と。そう考えて、、、

「おそらく11Rは賞金が高いから手を抜くのは10R?」

という戦略を考えるけど、結局は、、、

「いや、手は抜かないだろう。だから10Rと11R両方とも買い目に入れよう!」

と決断したけど、、、

「両方来なかった~。飛ばしやがった~( 一一)」

ってこと有りませんでした?

 

この問題はWIN5のように連続したレースを予想する場合では避けられないです。しかし、これはメインレースだけ予想する方にも大きく関係します。

「俺はメインレースだけ買う派だから、関係ないね」

と言っているそこの貴方! 大いに関係ありますよ(^^)

 

その根拠を本記事で話したいと思います。

 

では、先に結論を申し上げます。

1.結論

信頼できない

①連続で1番人気に乗った騎手の勝率は下がる ⇒ 基本的に連続1番人気騎乗は消し。

②若手(35歳以下)の時は1点台オッズなら買い。

③ベテラン(36歳以上)は勝率の落比率が大きい。更に、騎手によっては全滅する。しかし見た目が若いベテラン(戸崎、ルメール、福永騎手)かつ1点台オッズなら買い!

 

2.根拠となるデータ分析

ではデータ分析に入ります。データは2012~2019の8年分です。

対象レースは8,9,10,11,12レースです。

データは以下の分類で分けています。

大分類:1番人気を「全オッズ」と「1点台オッズ」で分ける
中分類:騎手年齢をレース当時の「35歳以下」と「36歳以上」に分ける
小分類:騎乗を「連続」ケースと「単発」ケースに分ける

※35歳に何か根拠がある訳ではありません、私の独断で設定しました(^^)

 

①1番人気(全オッズ)35歳以下 単発騎乗

折れ線と帯グラフの色 ⇒ 赤色が1着のデータ。黄色が2着データ。青が3着以下データです。

3着以下はグラフと集計表では「18」で表示しております。

本グラフで言えることは、1番人気騎乗では勝率30%強です。このグラフの形が、以後の比較基準になります。どのような基準になるかといいますと、、、

1.折れ線がグラフ内で上から、「青」「赤」「黄」の順番に並ぶ。

2.その折れ線が交わる部分は少ない。

この2点が成立している場合は「騎手間のバラツキが無い」ことを意味しています。平均的な結果です。

 

「赤」折れ線が40%を超えている騎手はデムーロ(当時)、小崎騎手です。1番人気の平均勝率が32%程度なので優秀です。

 

そして次に集計表について説明します。

ライム色は対になるデータと比較して、勝率が上がった騎手です。 オレンジ色は②集計表で勝率が下がった騎手です。白色は連続騎乗がない騎手です。

 

【対になるデータ分析の組み合わせ】

単発騎乗データ 連続騎乗データ
①1番人気(全オッズ)35歳以下 単発 ②1番人気(全オッズ)35歳以下 連続
③1番人気(全オッズ)36歳以上 単発 ④1番人気(全オッズ)36歳以上 連続
⑤1番人気(1点台オッズ)35歳以下 単発 ⑥1番人気(1点台オッズ)35歳以下 連続
⑦1番人気(1点台オッズ)36歳以上 単発 ⑧1番人気(1点台オッズ)36歳以上 連続

 

注意:石神騎手は②集計表では連続騎乗はありませんが、驚異的な勝率なのでライムをつけました(オジュウチョウサンの勝ちが多いと思いますが、実は同騎手は平地でも上手いんじゃないの?)

 

 

 

②1番人気(全オッズ)35歳以下 連続騎乗

上記①と対になるデータです。連続1番人気に連続騎乗した場合のデータです。

グラフの形がいびつになったと思いません?

これは連続騎乗で勝率を上げる騎手と下げる騎手の差が大きくなったことを意味します。

 

集計表のライムは連続騎乗することで勝率が上がった騎手。オレンジは下がった騎手です。

①と②の全体勝率は29%で変化ありません。しかし、ライムの勝率アップとオレンジは勝率ダウンの差が拡大しています。騎手による差が大きくなったということです。

この差はなんでしょうか。体力の差ですかね。馬の差もあるかもしれませんが、本記事では馬の能力は無視します。

すくなくとも、連続騎乗は「騎手の差を拡大させる」のように見えますね。

勝率を下げる騎手が半数います。連続騎乗が苦手な騎手かもしれません。ある程度の騎乗数があって勝率の低い騎手は以下の通り。(1着数/騎乗数)

マーフィ(4/16)
松若(0/8)
大野(2/8)
藤岡康太(4/28)
北村宏司騎手(3/18)⇒今は36歳以上

 

 

 

③1番人気(全オッズ)36歳以上 単発騎乗

そして、今度は36歳以上のベテラン騎手で見ていきます。

折れ線が上から、「青」「赤」「黄」の順に並ぶのは①グラフと同じです。

なんか勝率が60%超えている騎手がいますね。

 

勝率60%超えは石神騎手でした。現時点では36歳以上のベテランということですね。同じようにルメ・デムもベテランになっています。本データ分析は各レース当日の年齢でカウントしているので、このよう重複して出てきます。ご承知ください。

 

 

 

 

④1番人気(全オッズ)36歳以上 連続騎乗

上記③との対になるグラフです。連続騎乗です。

折れ線が上から、「青」「赤」「黄」の順に並ぶのは①グラフと同じですが、「交差」していますね。若手と同様で騎手によって勝率低下が起きている証拠ですね。

 

そしてこの成績データは、③単発騎乗と対になっています。なんかオレンジ(勝率低下)が若手の時より多くなっていると思いません?

ベテランでは連続騎乗で勝率が下がる騎手が増える ⇒ 体力が影響しているかも

ルメ・デムも勝率が下がっていますね。両名とも若手の時は上がっていたので、体力低下が影響している可能性があるかもしれません(ベテランになって技術が下がることはないので、体力の可能性が高い)。

全体的に勝率が低下している騎手が、若手に比べて増えています。

 

 

 

⑤1番人気(1点台オッズ)35歳以下 単発騎乗

これから大項目として1点台オッズの分析です。 折れ線傾向が全オッズと比べて大きく変わっています。

折れ線の並びが、「赤」「青」「黄」になります。要は「赤」が先頭にきました。1点台オッズ特有の高い勝率が明確に出てきた証拠です。

しかし騎手によって勝率に大きな差が出ていますので、1点台オッズ馬を乗りこなすのは難しいのかもしれません。

 

 

1点台オッズの得意な騎手と、そうでない騎手の差が出ています。

田辺、藤岡佑介騎手は騎乗数が多いのに勝率が65%を超えているので、1点台オッズ単発騎乗は得意といえます。あと騎乗数は少ないですが、マーフィ、津村騎手も勝率75%を超えているので、1点台オッズ単発騎乗は得意と言えますね。

 

 

⑥1番人気(1点台オッズ)35歳以下 連続騎乗

⑤単発騎乗に比べて、折れ線グラフの交わりが激しいです。これは騎手間の勝率に大きなバラツキが出てきたことを意味します。要は、連続騎乗が苦手な騎手がいることを示しています。

 

35歳以下は騎乗数が少ないので、統計データとしては弱いのですが、ライム色とオレンジ色間の勝率の差が大きいです。

騎乗数が少ないですが、マーフィ、三浦、川須、大野騎手は勝率100%です。

あと全体的な勝率も、単発49%⇒連続45%にダウンしています。

そして残念ながら、ルメ・デム騎手はもうベテランの域なので、データ分析⑦と⑧の範疇です。よって、この⑥連続騎乗の全体勝率はもっと下がりそうです(結局、若手も連続騎乗では勝率が下がりそう)。

 

 

 

⑦1番人気(1点台オッズ)36歳以上 単発騎乗

折れ線の並びは「赤」「青」「黄」なので、これは⑤⑥の若手と同じ傾向です。

⑤若手に比べて、明確な違いは見えません。強いて言えば、2着率である「黄」が若手に比べて劣るように見えます。

 

表全体の勝率は、1点台オッズの平均である50%を達成しています。

戸崎、柴田善臣騎手は30%台なので、オッズに応えていないです。
古川騎手の勝率は70%こえています!

北村宏司、柴田大知、勝浦騎手は騎乗数が少ないですが勝率60%超えているので、馬券の妙味があります。

 

 

 

⑧1番人気(1点台オッズ)36歳以上 連続騎乗

折れ線の並びが変わりました。

「青」「赤」「黄」の並びです。

連続騎乗だと1点台オッズにも関わらず、勝率が下がる騎手が多いということです。要は「飛ばす」ケースが多くなるということです。

 

⑦単発騎乗に対して、オレンジが多くなりました。これは「連続騎乗すると勝率が下がる傾向がある」というか「明確にある」ということです。

単発と連続の勝利変化にそれほどの差はありません(⑦単発の勝利50% ⇒ ⑧連続の勝率47%)。ということはオレンジ部分の騎手の勝率低下幅が大きいということです。

連続騎乗の場合は戸崎、ルメール、福永騎手。次点はデムーロ、岩田康誠騎手なら買いでいいかと思います。柴田善臣騎手はデータ数が少ないので除外したいと思います。

 

 

 

⓽分析まとめ

分析結果を以下の通り、まとめてみます。

1.馬券購入の戦略

連続騎乗の大前提は「消し」ただし、以下の条件にあう場合は「買い」でOK

●オッズ1点台かつ、騎手が若手であること(マーフィ、三浦、川須、大野騎手。川田騎手は個別予想)

●オッズ1点台かつ、ベテランの場合は戸崎、ルメール、福永騎手である(デムーロ、岩田康誠騎手は個別予想)

●オッズ2倍以上の連続騎乗では、鮫島克駿騎手であること。

●この条件に合致しない1番人気は、WIN5の買い目から外して高配当を狙う!

 

単発騎乗データ 連続騎乗データ まとめ
①(全オッズ)35歳以下 ②(全オッズ)35歳以下 ①は普通に1番人気の確率と同じ結果。
②では勝率の差が騎手間で大きくなる。鮫島騎手は勝率を大きく上げる(19%⇒75%)ある程度の騎乗数があって勝率の低い騎手は以下の通り。(1着数/騎乗数)
マーフィ(4/16)
松若(0/8)
大野(2/8)
藤岡康太(4/28)
北村騎手(3/18)⇒今は36歳以上
③(全オッズ)36歳以上 ④(全オッズ)36歳以上 ③については①と同じで普通に1番人気の確率と同じ結果。

④は全体的に勝率低下している騎手が増える(ルメ・デムも下がっている)。
【例外】北村宏司騎手は10回騎乗で勝率50%

⑤(1点台オッズ)35歳以下 ⑥(1点台オッズ)35歳以下 ⑤1点台オッズの得意な騎手とそうでない騎手の差が大きい。

【例】田辺、藤岡佑介騎手は騎乗数が多いのに勝率が65%を超えているので単発騎乗1点台は得意。あと騎乗数は少ないが、マーフィ、津村騎手も勝率75%を超えているので単発騎乗1点台は得意。

⑥ ライム色とオレンジ色間の勝率の差が大きくなる。全体的な勝率の落ち込みは少ない。
【補足】騎乗数が少ないが、マーフィ、三浦、加須、大野騎手は勝率100%なので、若いほうが連続騎乗に強いかも。

⑦(1点台オッズ)36歳以上 ⑧(1点台オッズ)36歳以上 ⑦戸崎、柴田善臣騎手は30%台なのでオッズに答えていない。北村宏司、柴田大知、勝浦騎手は騎乗数少ないが、勝率60%超えなので狙える。

⑧連続騎乗ではほとんどのベテラン騎手は勝率を落とす(オレンジ色部分が大部分を占める)。
【例外】戸崎、ルメール、福永騎手は勝率アップ。デムーロ、岩田騎手は微減に抑えている。
(騎乗数が少ない騎手く)

 

2.馬関係者様へのお願い

1番人気になりそうな馬には、有力騎手に乗ってほしい思います。しかしデータをみると、結果につながっていないです。なんとか騎乗依頼が調整できたとしても、当日1番人気に同じ騎手が立て続けに乗ると「全滅」する可能性すらあります。

1番人気になりそうな馬には当日、勝ちそうで、暇そうな騎手を乗せてみてください。

 

 

 

3.結論(今後の戦略)

これまでオッズ1点台の信頼性と、本記事の1番人気連続騎乗の信頼度を調べてきました。特に連続騎乗は、かなり騎手にとって負担が大きいことがわかりました。

考えてみると当たり前ですね。

ジョッキーインタビューに出てくる方々は、ほとんど息を切らしていますよね。

それを9、10、11Rと連続して騎乗していれば、疲れますよね。それが全部1番人気なら、その重圧も合わさって、疲労は我々の想像を大きく超えていると思います。

絶対影響ありますよね。

 

ということで、ハメッケAIに「オッズ」と「連続騎乗」のフラグを付ける改修を計画しようと思います(いつ完成するか未定ですが、、、)。

 

ではまた!

 

PS.次は1番人気での連続騎乗でく、レース当日の騎乗数と勝率の関係を調べてみます。

今週末にアップすることを目標にします。

 

毎日入るの少額配当。ちょっと嬉しい。

税金計算は面倒ですよね