「テレワーク」、「リモートワーク」を低コストで導入する② 手順編

こんにちは、鹿児島弁で「がんばる・兄さん」ことハメッケ・アイアンです。

前回はリモートワーク(自宅)を導入する必要性を話しました。

今回は情シス担当者がいない中小企業を対象にリモートワーク(自宅)を導入する手順を話したいと思います。

前の記事:情シス担当者がいない中小企業を対象に「リモートワーク」を低コストで導入する ①検討編

そして、最初に結論を申し上げます。環境は以下の構成が最強と考えております。

・通信回線:光回線(OCN光、au光、NURO光など)

・通信機器:Cisco Meraki MXシリーズ

では、何故、この構成が最強であるかをこの記事内で順にご説明したいと思います。

※私は健康に関しての専門家ではないので、Googleガイドラインに基づき、今回の騒動の原因を明確に固有名詞で示すことは避けたいと思います。そのため読みにくい部分がありますが、ご容赦ください。

1.リモートワーク(自宅)の構成図

リモートワーク(自宅)の成否を決めるポイントは一つだけです。

  ●自社(御社)とリモートワーク(自宅)を行う社員宅の両方で光回線を導入する。

この記事を読んで頂いてあなたは「リモートワーク(自宅)対象者全員が光は難しい」とお考えになったはずです。全くもってその通りだと思います。

リモートワーク(自宅)側を、「テスト導入」や、「一週間の内1日ぐらいの導入」であれば、無線(docomo、au、SoftBank)でも良いかと思います。本格導入の場合であれば、業務生産性の低下が避けられません。無線が社内業務に向いていない記事を以下にまとめておりますので、ご覧下さい。

(参考)無線は遅い:通信速度の誤解 ~リモートワーク(自宅)成否は回線で決まります!

 

2.リモートワーク(自宅)を導入する想定企業

リモートワーク(自宅)を導入する企業を以下のようなケースで考えたいと思います。本ケースでは自宅PCから自社に遠隔で接続し、自宅から自社のシステムに過不足なく接続できることをゴールにしています。

企業名:ハメッケ商事

業種:商社

業界:畜産関係

社員数:10人

事業所:とあるビルの一室に10人が所属する。営業社員は取引先オフィスを訪問する。資材納入担当者は取引先現地へ資材を納入する業務を持っている。

担当者 担当業務 社外での活動比率
①経営層 営業活動 50%
②資材納入担当者 資材を取引先現地に納入する 80%(週1日は内勤)
③営業担当者 取引先との折衝 60%(オフィス出社してから外出を毎日行う)
④事務担当者 社内業務 10%

おそらく、テスト運用としては①から始まると思いますが、リモートワーク(自宅)の効果を最大にするためには④を目標にしたいところです。

この記事で申し上げる環境で構築できれば十分可能と考えます。

 

2.リモートワーク(自宅)に必要な物をリストアップ

リモートワーク(自宅)導入に必要なものは、企業側と社員側で分けて考えた方が整理しやすいので、以下の通りに分けます。

では、市場に存在しているサービスをリストアップしていきましょう。

企業と社員にとって調達候補になる通信サービス

これは、自社(企業)とリモートワーク(自宅)両方ともに光回線の一択とします。

回線の種類は2種類あります。

古い規格:「PPPoE」と新しい規格「IPoE」です。

今時点では「PPPoE」を選んでください(将来的にはIPoEが主流になると思いますが、本記事で話しているVPN利用の場合では古い規格であるPPPoEの方が導入が楽です)。

ただし、テスト導入の段階ではリモートワーク(自宅)は無線でもOKです。

 

自社に設置する通信機器について検討する

リモートワーク(自宅)をどのように提供するかを考えます。

接続構成は「リモートアクセスVPN」とします。イメージとしてはリモートワーク(自宅)のPCから自社のNW機器に直接接続する形です。

上図の太線区間がリモートアクセスVPNです。この区間は暗号化して通信を傍受される危険性を排除しています。実はこの構成は昔からありました(たしかWindows95で使えたと記憶しています)。何故かあまり一般的ではありませんでしたが、理由はコストが高くつくのと、設定が難しかったからです。

では、何故、今ならいいのか?それは上記問題が解決されてきたからですね。

今はNW機器の操作が簡単になりました。

以下でその関係を整理してみます。

【初期コスト】

構成要素 これまでの初期コスト 今の初期コスト
インターネットの固定IPアドレスが1個必要 3000円(OCN) 不要。ゼロ。
NW機器 約10万円 約10万円
NW機器設定 業務委託の場合:約20万円

自分で行う場合:約10万円(時給1万円×10時間)

業務委託の場合:約20万円

自分で行う場合:約5万円(時給1万円×5時間)

 

【毎月かかるコスト】

構成要素 これまでの毎月かかるコスト 今の毎月かかるコスト
インターネットの固定IPアドレスが1個必要 約1万円 不要。ゼロ。
リモートワーク(自宅)で接続する社員の情報メンテナンス 業務委託の場合:1回約月5万円

自分で行う場合:約2万円(時給1万円×2時間)

業務委託の場合:1回約月5万円

自分で行う場合:約1万円(時給1万円×1時間)

 

業務委託で構築するならメリットは薄いですが、最新のNW機器なら自分で構築できるぐらいに導入が容易になってきました。

もうNW機器は昔のような難解な機器ではなくなってきました。今はあらゆる技術が転換期を迎えていますが、このNW機器も転換期を迎えています。

是非、自分で構築してみてください。

 

3.NW機器を選ぶ

では具体的にNW機器の候補を選びたいと思います。

 

①YAMAHA RTX830

コストと機能、性能のバランスが良く、お勧めの製品です。機器を設定する場合にもWEB画面から設定できるので、あなたが情シス担当者でなくても設定できると思います。

しかし、機器設定を社内から行う前提があるので、リモートワーク(自宅)の時に、設定する人が社外にいる時は、使い勝手が悪いケースが起きる可能性が高いです。機器選定の重要な要素として、「遠隔で設定する」ことが前提の機器が、いざというときに強みを発揮します。

②Meraki MXシリーズ

Merakiとは米国Cisco Systemsのブランドの一つです。最初のころはWifiのアクセスポイントを主力に置いていましたが、今ではFW(ファイヤーウォール)、SW(スイッチングハブ)も主力としています。LAN機器全般をカバーするブランドです。

この機器を私はお勧めしたいと思います。この機器は便利な機能が多数ありますが、リモートワーク(自宅)に導入するために直接かかわる機能だけでも、他社の機器と比べて以下の強みを持っています。

・遠隔で全ての設定ができる⇒リモートワーク(自宅)の際、設定者が遠隔で全てを設定できることは非常に心強いです

・リモート接続VPNに接続できるユーザ情報を柔軟に管理できる ⇒御社がAD(Windows Active Directory)サーバを持っているなら社員情報を連携できますし、なくても直接Merakiで管理できます。

 

4.MerakiMXのコスト

Meraki MX60

本体     :¥57,362(Amazon)

3年ライセンス:¥71,415(Amazon)

3年ライセンスとはクラウド利用料になります。Merakiはクラウドで機器を管理するので、遠隔設定が基本になります。リモートワーク(自宅)の環境と親和性が高いと言えます。

amazonで調達可能です。

 

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

文章に足りない部分があるかと思いますが、ご覧頂いているあなたと、リモートワーク(自宅)に向けて環境を今のうちに準備する必要性の認識は共有できたのではないかと思います。

本記事は今後も加筆修正していく予定ですので、定期的にご覧いただけると幸いです。

 

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