レース当日の予想は以下で配信いたします(更新時間は土曜日夜間から日曜日の昼間です)。
こんにちは、鹿児島弁で「がんばる・兄さん」ことハメッケ・アイアンです。
今は関東在住のワタクシであります。こっちはやっと梅雨が明けましたね。今週の月曜日から天気も良くなりまして、気分が爽快な感じです。
今週末は冷房の効いた自宅で、WIN5参戦で行きます!
過去の傾向を見ると、8月は荒れの要素が非常に低いので、WIN5の掛け金を多めにして、上位人気で勝負しようと思います。トリガミの危険性がありますが、3番人気が3頭入ってくれたら、配当は魅力ある額が期待できますよ。
では恒例のWIN5レースを分析していきましょう。
WIN1 新潟9R(驀進特別・2勝クラス)
0809_2.新潟_09_出馬表_ 0809_2.新潟_09_レース傾向
新潟名物千直の2勝クラス・定量戦です。(驀進→「ばくしん」と読みます)
レース傾向ですが、過去6年中、牝馬が4勝しています。7月26日のアイビスサマーダッシュは、牝馬のジョーカナチャンがライオンボスを破りましたが、やはり夏は牝馬が強いですね。
新潟千直と言えば、スタート後、外ラチ沿いに殺到する光景がお馴染みですが、やはり外枠の7・8枠は有利です。ただ、驀進特別に限れば、過去6年中、馬番3番の馬が2回、勝利しています。さすがに1枠は厳しいですが、実力馬であれば、内枠に入っても、軽視しない方が良さそうです。
過去6年の父系の血統は、サンデー系(ディープインパクト・ダイワメジャー・マツリダゴッホ)が3勝、ミスプロ系(ロードカナロア・アドマイヤムーン)が2勝、ロベルト系(グラスワンダー)が1勝しています。アイビスサマーDのジョーカナチャンもそうですが、牝馬は、ロードカナロア、アドマイヤムーンなど、キングマンボ系やミスプロ系が相性が良いようです。
母父系は、ノーザンダンサー系が2勝、ミスプロ系が2勝、ナスルーラ系が1勝、サンデー系が1勝と、様々です。ノーザンダンサー系の中でも、Storm Cat系、Danzig系が安定しており、サクラバクシンオー等、ナスルーラ系も優勢です。
前走は1200m組が大半ですが、ここで気を付けたいのが、1200mで大敗していても、千直で実績のある馬は軽視しないということです。千直の王者ライオンボスも、200m距離が延びただけで、てんでダメですからね^^
また、普段、1200mを走っている際、後方からの差しではなく、逃げや先行できている馬の方が良いです。過去6年のレース傾向を見ても、前走1200m組が5頭いますが、全頭、初角4番手以内です。
最後に、この驀進特別は、結局、枠に左右されるので、土曜日に枠が出ないと何とも言えませんが、枠以外の要素としては、「千直に適性があるか」をしっかり見極めた上で、千直が得意な騎手を選びたいですね。
WIN2 札幌10R(HBC賞・2勝クラス)
0809_1.札幌_10_出馬表_ 0809_1.札幌_10_レース傾向
HBC賞は、2勝クラス・芝1200mの定量戦です。7月26日に行われた知床特別は、牝馬限定戦ですが、今回のHBC賞と同条件になります。
札幌芝1200mは、最初の直線が410m、最後の直線が270mです。高低差がほとんどないので、先行馬有利ですが、函館同様、洋芝でパワーを要するので、スピードだけでは押し切れない場合もあります。
レース傾向ですが、過去6年中、牝馬が3勝しています。札幌も牝馬は軽視できないようです。
また、1着馬6頭中5頭が、初角3番手以内で、2角になると、3番手以内は6頭中6頭です。やはり先行有利ですね。
過去6年の父系の血統は、サンデー系(ダイワメジャー・サムライハートなど)が4勝、ミスプロ系(エルコンドルパサーなど)が2勝しています。基本、ミスプロ系がよく走るコースで、ロードカナロアやキングマンボ系が好走しています。
母父系は、ロベルト系(グラスワンダーなど)が2勝、Native Dancer系(キングマンボ系など)が2勝、サンデー系(サクラプレジデント)、Princely Gift系(サクラバクシンオー)がそれぞれ1勝しています。因みに、牝馬限定戦ですが、同条件で行われた知床特別の勝ち馬ニシノドレッシーは、父スペシャルウィーク×母父Forty Niner系という組み合わせでした。
前走に関しては、過去6年の勝ち馬6頭中5頭が1200mです。残り1頭は1400m。前走場所は、函館が3頭、残りは福島、京都、東京となります。
今回のHBC賞も、前走函館芝1200m組が多く、現在の想定オッズ5位以内では、ファンシャン、ショウナンマッシブ、グランドピルエット、カステヘルミの4頭が該当します。
この時期は、滞在競馬中の函館組が優勢であることは間違いないですが、同じ洋芝でも、函館と札幌のコース形態は微妙に違います。細かいことは省きますが、函館のコースはそれなりに起伏があり、札幌は全くの平坦です。ですから、前走函館1200mで掲示板外の馬にもチャンスはありそうです。
また、過去6年のレース傾向によると、勝ち馬6頭中3頭が、洋芝は初めてでした。2勝クラスだと、北海道遠征は初の馬でも勝てているようです。走ってみないと、洋芝適性はわかりませんが、初の洋芝ということで割引く必要は無さそうです。
洋芝適性以外では、現級の2勝クラスで3着以内の実績のある馬、1勝クラスを芝1200m、特に函館、福島、小倉、中山で突破した馬がお勧めです!
WIN3 新潟10R(信濃川特別・2勝クラス・ハンデ)
0809_2.新潟_10_出馬表_ 0809_2.新潟_10_レース傾向
信濃川特別は、2勝クラス・芝2000mのハンデ戦です。2015年のみ定量戦となっていますので、ご注意下さい。
新潟芝2000mは、内回りコースと外回りコースがありますが、信濃川特別は、外回りコースで行われます。ワンターンでスタートから最初のコーナーまでが948m、最後の直線が659mありますので、差し・追い込み勢が優勢です。
枠もそこまで有利不利はありませんが、近年は馬番8番より内が優勢です。また、上がり最速馬の勝率が高く、上がりの速さが着順に直結するので、普段から上がりの速い馬がお勧めです。
父系の血統は、サンデー系が優勢で、ディープインパクト、フジキセキ、アグネスタキオン、オルフェーヴル産駒が好走しています。キングマンボ系も相性が良く、キングカメハメハ、ルーラーシップ産駒も好調です。
母父系は、Deputy Minister系、Nureyev系、Nijinsky系、Fairy King系など、ノーザンダンサー系が圧倒的です。他には、父キングマンボ系×母父サンデー系という組み合わせも、近年好走しているようです。
WIN4 札幌11R(エルムステークス・G3)
0809_1.札幌_11_出馬表_ 0809_1.札幌_11_レース傾向
エルムステークスは、ダート1700mで行われる別定戦です。札幌ダート1700mは、コーナー4つで高低差がなく、最後の直線も短いので、先行馬が有利なコースです。後方勢は、マクリ気味に動ける脚が必要です。
過去6年のレース傾向を見ると、勝ち馬6頭中5頭が4角3番手以内で、残りの1頭も5番手につけています。更に上がり3Fは、全頭3位以内です。4角で前目につけることができ、末脚が確実な馬は要チェックです。
例えば、現在想定オッズ2位のウェスタールンドですが、2走前のダイオライト記念(地方G2)の通過順位は「10-10-7-4」、函館で行われた津軽海峡特別(1000万クラス)は、通過順位「11-11-10-5」と、4角までに位置を上げることができています。普段、後方の位置取りの馬は、マクリ気味に動ける脚があるかどうかも見ておいた方が良さそうです。
過去6年の父系の血統は、サンデー系(カネヒキリ、アグネスタキオン、スペシャルウィーク)が3勝、他、ブライアンズタイム、クロフネ、ジャングルポケット産駒が1勝ずつしています。全般的には、ミスプロ系は良馬場での好走が多く、ロベルト系、Storm Cat系は稍重以上で好走しています。
母父系は、ノーザンダンサー系の相性が良く、3勝しており、他、ミスプロ系、サンデー系、Man o’ War系が1勝ずつしています。全般的には、ロベルト系やDeputy Minister系は、父系・母父系、どちらでも相性が良いようです。
枠は、馬番4番が3勝、8番が2勝、2番が1勝しており、真ん中より内が優勢です。偶数番が6連勝しているので、迷ったら、偶数番の馬でしょうか???
斤量は別定戦ですが、56kgが4勝、57kgが1勝、58kgが1勝しています。一番重い斤量が勝利したケースは2回あります。今回のエルムステークスは、想定オッズ4位のアナザートゥルースが58kgですね。前走のアンタレスステークス(G3)は、今回と同じ斤量58kgで、2着に入っており、1着のウェスタールンドは斤量56kgでした。今回は斤量差が1kgに縮まるので、逆転もあり得るかもしれません。
前走の人気と順位ですが、前走オープン・3勝組は、1・2番人気、1~3着、負けても0.2秒以内に収まっています。前走重賞組は、2桁着順からの巻き返しもありますが、人気に関しては、全頭5番人気以内の馬です。
前走レースは、函館で行われるダート1700m、マリーンステークス(OP)組が3勝しており、相性が良いのですが、ここで嫌なデータを見つけてしまいました。前走マリーンステークス組3頭の着順は、2着・2着・3着で、マリーンステークス1着の馬は、次走のエルムステークスを勝利できていないのです!
タイムフライヤー、どうしましょう?タイムフライヤーは、現在想定オッズ1位ですが、前走はマリーンスークスで、着差0.6秒つけて圧勝しました。現在、重賞絶不調のルメール騎手が、そろそろ本気を見せてくれるに違いない!と、期待していますが、前述した不安データが少し気になります…。
WIN5 新潟11R(レパードステークス・G3)
0809_2.新潟_11_出馬表_ 0809_2.新潟_11_レース傾向
今年のレパードステークスは、「夏のボールドルーラー祭り」です!出走馬15頭中、父系の血統に6頭、母父系に2頭います。これは非常に珍しいですね。ナスルーラ系と言っても、Red God系やGrey Sovereign系など、何系統かある中、ボールドルーラー系onlyです!何か明確な理由があるのでしょうか???小一時間程、考え込んでしまいました^^
さて、レパードステークスが行われる新潟ダート1800mですが、平坦コースを1周します。最後の直線は353mありますが、3~4コーナーの角度がきつく、坂もないので、逃げ・先行有利です。
過去6年のレース傾向を見ると、勝ち馬6頭中4頭が4角4番手以内で、残りの2頭も7・9番手です。上がり3F1位が1頭、2位が4頭ということで、やはり好位につけることができて、末脚が確実な馬を中心にチョイスしたいですね。一昨年は逃げ馬が勝利しているので、ラインベックも有望です。
過去6年の父系の血統は、サンデー系(ネオユニヴァース、ゼンノロブロイなど)が3勝、キングカメハメハ産駒、ロージズインメイ産駒、Storm Bird系がそれぞれ1勝ずつしています。うん?ボールドルーラーはどうした?調べた所、ボールドルーラー系は、過去6年、勝利はありませんが、他のレースでは勝率も良く、新潟ダート1800mのコース適性はあるようです。
母父系は、ロベルト系(ブライアンズタイム、シンボリクリスエス)が2勝、ナスルーラ系(Princely Gift系、Grey Sovereign系)が2勝、クロフネ、キングマンボが1勝ずつしています。やはりボールドルーラーはいませんね…。母父サンデー系は相性が悪く、馬券内にも入っていません。
冒頭で、「今年のレパードステークスはボールドルーラー祭りだ!」とお話ししましたが、想定オッズ1位のデュードヴァンは父Danzig系、2位のミヤジコクオウはヴィクトワールピサ、3位のラインベックはディープインパクトというのが、また面白いですね!
次に枠ですが、1枠、8枠と、内外極端な枠はイマイチです。昨年、一昨年と2年連続で4枠6番が勝っていますが、今年はその馬番にラインベックが入りましたね。思惑が入り乱れます…。
前走レースは、ユニコーンステークス(G3・東京)組が3勝、ジャパンダートダービー(G1・大井)組が2勝、青竜ステークス(3歳OP・東京)組が1勝しています。
他、気になるデータとしては、過去6年の勝ち馬の中で、左回りが初めての馬はいません。また、1800mの距離が初めての馬は1頭のみです。
想定オッズ1位のデュードヴァンは、1800mは初めて、2位のミヤジコクオウは左回りが初めて、3位のラインベックは芝からダートへ転向2戦目と、それぞれ不安要素を抱えています。
「どの不安要素は目をつぶるか?」の取捨選択になりそうですが、過去6年の勝ち馬を詳しく調べていくと、「左回りは新馬戦以来」という馬が勝ったり、東京よりも中山で好走している馬が勝ったりもしています。左回りが得意に越したことはないですが、新潟の1800mはコーナーの角度がきついので、コーナリングの上手さも必要でしょうか。
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