競争馬の親年齢を調べてみた② 収得賞金編

こんにちは、鹿児島弁で「がんばる・兄さん」ことハメッケ・アイアンです。

2021年バージョンのAI開発に向けてデータを探しております。前回の記事では母親の年齢についてAIデータになるかを評価しました。その結果は良好だったので、AIデータに採用することを書きました。

競争馬の親年齢を調べてみた①

 

前回の記事で書いたことは、以下の①についてでした。

  1. 母親の年齢⇒完了
  2. 母親の成績⇒今回の記事
  3. 父親の年齢⇒そのうち書く!

 

今回は「②母親の成績」について評価します。成績の評価軸は「収得賞金」です。

https://www.jra.go.jp/kouza/yougo/w541.html

 

ということで、今回は②母親の成績を調べてみます。

 

結論から言うと「収得賞金」は非常に重要な要素であることがわかりましたので、2021年バージョンでは採用することといたします。

 

以下、その過程を説明していきます。

では行ってみましょう!

 

1.データ構成

今回使うデータです。

  • 今現在で2~40歳の牝馬データ(約8万件)
  • 今現在で2~20歳の競走馬データ(約15万件)
  • 2000年~2019年のJRAレース結果データ(約99万件)

 

8万件のデータを収得賞金額、生涯出走回数、引退年齢、出産年齢をもとに抽出します。

そして、99万件データのうち、1着馬の母親が8万件データに存在するかを調べていきました。

生涯出走回数を24回以下に限定したのは、酷使された馬を除外するため。

引退年齢も同様です。6歳や7歳の現役馬は「重賞馬」か「酷使されている」かの両極端だと思ったのでデータから除外しました(外れ値を除外した)。

出産年齢は前回の記事で書いた通り、意味がありそうなので付与しました。

 

 

2.データ分析

①評価方法と結果

ベンチマークとして全てを無条件で評価した評価項目⓪を基準にします。

特定の人気ごとで回収率90%を達成できていませんでした。そして全体の回収率は72%でした。統計的には期待値は80%なので、ちょっと見劣りしています。

 

先に結果を書きます。評価項目⑩をご覧ください。

収得賞金1000万以上かつ、生涯出走回数が24回以下で、さらに3歳で引退した馬の子供は回収率が高いです。

そして収得賞金額が上がるにつれて、全体回収率が上がっています。

評価項目 収得賞金額 生涯出走回数 引退年齢 出産年齢 回収90%以上を達成した人気 全体回収率
無条件 無条件 無条件 無条件 なし 全体:72%
無条件 24回以下 3歳以下 無条件 なし 全体:70%
 〃 4歳以下 無条件 評価スキップ
 〃 5歳以下 無条件 評価スキップ
100万以上 3歳以下 無条件 6人気:90% 全体:77%
 〃 4歳以下 無条件 評価スキップ
 〃 5歳以下 無条件 評価スキップ
400万以上 3歳以下 無条件 6人気:117% 全体:79%
4歳以下 無条件 10人気:91% 全体:76%
 〃 5歳以下 無条件 なし 全体:75%
1000万以上 3歳以下 無条件 1, 2, 3, 4,  9, 11, 12, 13人気:

97, 111, 100, 115, 179, 113, 113, 142%

全体:85%
 〃 4歳以下 無条件 2, 9, 13, 14人気:

90, 122, 90, 121%

全体:80%
 〃 5歳以下 無条件 9, 14人気:

106, 98%

全体:75%
2000万以上 3歳以下 無条件 評価スキップ:データ件数が少ない
4歳以下 無条件 4, 12, 13, 16人気:

90, 94, 167, 261, 470%

全体:84%
 〃 5歳以下 無条件 14, 16人気:

131, 161%

全体:71%

 

 

②評価の過程

いきなり結果を出したので、わかりずらいですね。評価の過程を説明します。

まず、評価項目①④⑦⑩(以下、評価に略します)を行いました(賞金ごとに評価)。

 

評価①は、ほぼ無条件ですが、引退時の年齢を3歳以下としています。要は「若さ」ですね(^^♪

しかし特定人気で回収率が90%を超えるものは無く、全体回収率も70%だったので、評価②③は行わないことにしました(「賞金0の馬がデータを悪くしている」と判断した)。

 

評価④は賞金が100万以上で、引退年齢が3歳以下です。これも特定人気で回収率90%を達成したものは無く、全体回収率も77%だったので、評価⑤⑥はスキップすることにします。

 

評価⑦は賞金が400万。これは1勝したことになりますので、優秀な馬といえます。さらに3歳以下で引退しているので、優秀な若い馬といえます。

結果は良好です。6番人気が回収率117%を達成しました。さらに全体回収率も79%なので統計的期待値に近くなってきました。賞金400万は意味がありそうです。

 

評価⑩は賞金1000万。

いいですね~(^^♪

優秀度合がさらに増してます。そして若い。これは良いですよ!

1, 2, 3, 4, 9, 11, 12, 13人気で回収率が90%を超えています。2番人気の回収率が111%ってすごいですね!

 

では賞金400万と1000万で深堀りしていきます。

評価⑧は賞金400万。引退年齢4歳以下です。結果は10人気で回収率91%。全体回収率が76%と少し下がりました。

さらに評価⑨にいきます。引退年齢が5歳以下です。結果は特定人気の回収率90%超えは無し。全体回収率も75%と少し下がりました。

引退年齢が上がると成績が少し下がる傾向にありますね。補足すると、引退年齢が上がるとデータ件数が増えるので回収率が下がるのかもしれません。

 

では賞金1000万に行きましょう。

評価⑪です。賞金1000万。引退年齢は4歳以下。2, 9, 13, 14人気で回収率が90%超えています。2番人気の回収率が90%なので良好です。全体回収率も80%でした。

評価⑫に行きます。引退年齢を5歳以下にしています。9, 14人気で回収率90%超えです。しかし全体回収率は75%に落ちました。

引退年齢が上がると成績が落ちます。これはデータ件数が増えるからなのか、母親の引退年齢が影響しているかはわかりませんが、傾向としては出ていますね。

母親は賞金を稼いでいる方がいい。引退年齢も若い方がいい。

 

あと賞金2000万でも調べてみました。4歳以下の引退馬では4, 12, 13, 16人気の回収率が90%を超えていて、全体回収率は84%でした。

このクラスでは対象牝馬が少ないのでデータとしては信頼性が低くりそうなので、今回は発表を見送りました。

 

3.結論

今回のデータ分析では、母親データから回収率が変化することがわかりました。

母親の収得賞金が高い方が子供の成績が良さそうです。評価項目⑩⑪で上位人気馬の回収率が高いのがその証拠です。

通常は上位人気馬は的中率は高いですが、回収率は低くなります。しかし評価項目⑩⑪では的中率と回収率が高くなった。かなりいい線いってますね。

 

今回の評価の目的は「AIの学習要素として優秀な母親の指標を追加したい」です。この目的は達成しました。以下の項目をAIに追加学習させたいと思います。

  • 収得賞金
  • 引退時の年齢
  • 出産時の年齢

 

今回は他の評価項目も実施したので、データを添付します(評価項目⓪はデータが大きすぎるので添付しておりません)。

①評価項目

②データ評価項目①から⑨

③データ評価項目⑩から⑲

次回は競走馬が生まれたときの種牡馬の年齢でデータ分析しようと思います。

 

ではまた!

毎日入るの少額配当。ちょっと嬉しい。

税金計算は面倒ですよね

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です